テニスやソフトテニスを楽しむ上で、ボールの空気圧管理は重要です。空気が抜けたボールでは本来のバウンドが得られず、練習効果も半減してしまいます。しかし、専用の空気入れをどこで購入すればよいのか、100均で代用できるのか、そもそも正しい空気の入れ方がわからないという悩みを持つ方も多いでしょう。
この記事では、テニスボールとソフトテニスボールの空気入れに関する疑問を徹底解説します。
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テニスボールとソフトテニスボールの違い
構造の違い
テニスボールは基本的に加圧された密閉構造になっています。製造時に内部に加圧された空気を封入し、缶やチューブで保管される仕様です。一度開封すると徐々に空気が抜けていく構造のため、一般的には空気を入れ直すことはできません。
一方、ソフトテニスボールはゴム製の中空構造で、空気注入口(バルブ)が設けられています。このバルブから空気を入れたり抜いたりできる設計になっており、空気圧の調整が可能です。
空気入れの必要性
硬式テニスボールは密閉構造のため、一般的なポンプでは空気を入れ直すことはできません。しかし、最近では専用の加圧容器(例:テニスボール セーバーなど)を使用することで、ボールの内部圧力を回復させる製品が市場に出ており、比較的安価で手軽に利用できるものもあります。これらの製品は、ボールの寿命を延ばし、環境負荷を軽減する手段として注目されています。
ソフトテニスボールは使用頻度や保管状態により空気が抜けていくため、定期的な空気入れが必要です。適切な空気圧を保つことで、正しいバウンドと打球感を維持できます。
ソフトテニスボールの空気入れはどこに売ってる?
スポーツ用品店
最も確実なのはスポーツ用品店での購入です。デカトロン、スポーツデポ、ゼビオなどの大型店舗では、ソフトテニス専用の空気入れを取り扱っています。価格は1,000円〜3,000円程度が相場で、針(ニードル)も付属していることが多いです。
店員に相談すれば、使い方も教えてもらえるメリットがあります。
オンラインショップ
Amazonや楽天などのオンラインショップでも豊富に取り扱われています。「ソフトテニス 空気入れ」「ボール用ポンプ」などで検索すると、様々な商品が見つかるでしょう。レビューを参考にできる点が便利です。
価格帯は500円〜2,000円程度と幅広く、手動式から電動式まで選択肢があります。
テニスショップ・専門店
地域のテニス専門店では、より専門的なアドバイスとともに購入できます。ボールの空気圧についての相談もしやすく、初心者には、専門的なアドバイスを受けられる点で特にメリットが大きいでしょう。
100均(ダイソー・セリア)で空気入れは買える?
ダイソーでの取り扱い状況
ダイソーではボール用の空気入れが販売されています。主にサッカーボールやバスケットボール用として展開されていますが、ソフトテニスボールにも使用できる針(ニードル)が付属している商品もあります。
スポーツ用品コーナーまたはレジャー用品コーナーに置かれていることが多いです。店舗によって在庫状況が異なるため、事前に電話確認するとよいでしょう。
セリアでの取り扱い状況
セリアでも同様にボール用空気入れを取り扱っている店舗があります。ダイソーと比べると取扱店舗は少ない傾向にありますが、見つけられれば110円で購入可能です。
小型の手動ポンプタイプが中心となります。
100均商品の注意点
100均の空気入れは手軽に購入できる反面、いくつか注意すべき点があります。耐久性は専用品に比べて劣る場合が多く、頻繁に使用すると壊れやすいです。また、空気を入れるのに時間がかかったり、力が必要だったりすることもあります。
とはいえ、たまに使う程度であれば十分に機能するでしょう。まずは100均で試してみて、不便を感じたら専用品を購入するという選択肢もあります。
ソフトテニスボールの空気入れ:正しいやり方
必要な道具
空気入れを行うには以下のものが必要です。
- ボール用空気入れ(ポンプ):手動式または電動式
- 空気入れ針(ニードル):ボールのバルブに差し込む専用針
- 潤滑剤(あれば):針の挿入をスムーズにするため
空気入れ針は消耗品なので、予備を持っておくと安心です。
空気を入れる手順
ステップ1:針に潤滑剤を塗る
針をそのまま差し込むとバルブを傷める可能性があるため、水やグリセリンなどで針先を湿らせます。専用の潤滑剤がなければ、唾液でも代用できます。
ステップ2:針をバルブに差し込む
ボールのバルブ穴を確認し、針をまっすぐゆっくりと差し込みます。斜めに入れたり、無理に押し込んだりするとバルブが破損するため注意が必要です。針が完全に入ったことを確認してから次の手順に進みます。
ステップ3:空気を入れる
ポンプのハンドルを上下に動かして空気を注入します。ボールを軽く押しながら、適度な硬さになるまで空気を入れましょう。入れすぎると破裂の危険があるため、少しずつ確認しながら行うのがコツです。
ステップ4:針を抜く
適切な硬さになったら、針をまっすぐ引き抜きます。このとき、斜めに抜くとバルブが損傷する可能性があるため、慎重に行ってください。
適切な空気圧の目安
ソフトテニスボールの適切な硬さは、親指で強く押したときに少しへこむ程度が目安です。公式試合では規定の空気圧がありますが、練習用であれば、軽くバウンドさせて違和感がなければ問題ありません。
入れすぎると打球時の衝撃が強くなり、手首を痛める原因にもなるため注意しましょう。
空気が抜けやすいときの対処法
バルブの確認と手入れ
空気が頻繁に抜ける場合、バルブが劣化している可能性があります。バルブ周辺にゴミや汚れが詰まっていないか確認し、柔らかい布で優しく拭き取ってください。
バルブ自体が損傷している場合は、残念ながらボールの寿命と考えて交換を検討するタイミングかもしれません。
保管方法の改善
直射日光や高温多湿の場所に保管すると、ゴムが劣化して空気が抜けやすくなります。風通しの良い涼しい場所で保管することで、ボールの寿命を延ばせるでしょう。
また、空気を入れすぎた状態での長期保管も、ゴムに負担をかけて劣化を早める原因となります。
適度な使用頻度
意外かもしれませんが、まったく使わずに放置するよりも、適度に使用した方がボールのコンディションは良好に保たれます。定期的に使用することで、ゴムの柔軟性が維持されるのです。
よくある質問
テニスボール(硬式)に空気は入れられる?
硬式テニスボールは密閉構造のため、一般的な方法では空気を入れ直すことはできません。しかし、最近では専用の加圧容器(例:テニスボール セーバーなど)を使用することで、ボールの内部圧力を回復させる製品が市場に出ており、比較的安価で手軽に利用できるものもあります。これらの製品は、ボールの寿命を延ばし、環境負荷を軽減する手段として注目されています。*青地をクリックすると楽天市場へ移動
空気が抜けた硬式テニスボールは、本来の用途での使用は諦め、犬のおもちゃやマッサージ用など別の用途に転用するのが現実的でしょう。
どのくらいの頻度で空気を入れるべき?
使用頻度や保管状態によりますが、週に1〜2回使用する場合は月に1回程度の確認がおすすめです。ボールを軽く押してみて、明らかに柔らかくなっていたら空気を補充しましょう。
試合前には必ず空気圧を確認し、調整することが大切です。
針が折れたらどうする?
針がバルブ内で折れてしまった場合、無理に取り出そうとするとバルブをさらに傷めます。ピンセットなどで慎重に取り出せる場合は試してみますが、難しい場合はそのボールの使用を中止し、新しいボールに交換することをおすすめします。
針が折れるのを防ぐため、錆びた針や曲がった針は使用しないようにしましょう。
まとめ
ソフトテニスボールの空気入れは、適切な道具と方法を理解すれば、多くの方がご自身で行うことができます。Amazon楽天、スポーツセンター、また100均のダイソーやセリアでも手頃な価格で空気入れが購入できます。
定期的な空気圧チェックとメンテナンスを習慣にすることで、ボールを長持ちさせられるだけでなく、いつも最高のコンディションでプレーを楽しめるでしょう。まずは手元にある道具で試してみて、必要に応じて専用品を揃えていくのがおすすめです。

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